Q09 更年期を乗り切るために心がけることは?

自分をほめ、プラス志向で楽しく過ごそう

更年期を乗り切るのに運動はとても効果的です。肩こりやひざの痛み、便秘や動悸、息切れなどの症状の改善や肥満、骨粗鬆症の予防だけでなく、抑うつ気分や不安など、心理面への効果も大です。ウォーキングや水泳、水中エクササイズ、自転車こぎ、エアロビクスダンス、ヨーガなど、自分に合った運動を選び、“継続は力なり”ですから、無理のない程度に毎日続けるようにしましょう。

テレビを見ながらや布団の中で、体を思い切り伸ばしたり、横になって意識的に全身の力を抜くなど、簡単なことでもリラックス効果があります。

夫や子どものことから離れた自分自身の世界を持つことはとても大切です。音楽演奏や書道、絵画、粘土細工などの創作的活動は五感を刺激して、ストレスや疲労回復に効果的。また、友だちとのおしゃべりやボランティアなどの社会参加、生涯学習のための通信教育などを生活に取り入れるのもおすすめです。

更年期を乗り切るには、性生活も重要な要素です。更年期には腟に潤いが少なくなるため、性交痛を感じる女性が増えます。そのため、セックスが味気ないものになりがちですが、男性主導型のこれまでの性への思い込みを捨てましょう。相手にしてほしいこと、嫌なことを伝え合い、お互いを思いやる性生活を送ってください。男性との性交=性器の結合という思い込みを改め、触れ合い、抱き合うだけでも性を楽しむことは十分できると思います。
閉経前には排卵の時期も不規則になりますから、それぞれに合った避妊をすることも大切です。

更年期障害を訴える人はどちらかというと生真面目で、自分を犠牲にしてでも家族や周囲の人のためにがんばってしまう人が多いようです。他人より自分を大切にしてがんばりすぎるのはやめましょう。部屋の整理や料理、仕事、自分の顔、姿など、自分のよいところを見つけて「よくやった! 偉い!」と自分をほめましょう。