Q04 胃の荒れがひどくなると起こる病気は?

急性胃炎や胃・十二指腸潰瘍を起こします

胃が荒れるとまず起こるのが「急性胃炎」です。急性胃炎が起こる過程を、アルコールを例に説明しましょう。アルコールをたくさん飲むと、胃の粘膜を覆っている粘液がはがれ、そこからアルコールが浸透し、胃酸が直接胃の粘膜にあたります。すると胃の粘膜が充血してむくみが生じます。さらに刺激を受けると、小さな点状の出血やただれ(びらん)がみられるようになります。

急性胃炎になっても、通常2日くらい消化しやすいものを食べて安静にすれば、胃は回復しますが、胃を荒らす刺激が続くと、「慢性胃炎」を起こします。

また、胃の荒れがひどくなると、「胃・十二指腸潰瘍」が起こることもあります。潰瘍は、胃や十二指腸の粘膜を胃液が消化してしまうために起こる病気です。びらんは胃の粘膜の上皮が炎症を起こして脱落した状態ですが、潰瘍はもっと深く筋層まで達した状態をいい、さらに症状が進むと胃に穴があいてしまう(穿孔)ケースもあります。空腹時の胃痛や胸やけ、ゲップ、吐き気、食欲不振、出血などがおもな症状です。