Q03 薬局で調合される漢方薬と市販の漢方薬はどう違うの?

広く胃腸の症状に効くのが市販の漢方薬です

漢方薬局では、何種類かの生薬(=植物や動物からつくられる漢方薬の原料)を、患者さんの個々の症状や体質に合わせて組み合わせ、処方します。とくに、さまざまな症状が複雑にからみ合っている患者さんなどに有効です。
処方される漢方薬には、患者さんが自宅で煎じ(=水から煮出す)て飲む「煎じ茶」と、煎じ薬を濃縮して粉末や顆粒、錠剤などにした「エキス剤」があります。最近は煎じる手間がいらず、携帯にも便利なエキス剤が多くなってきました。通常、何種類かの生薬を組み合わせた漢方薬の名前の最後には、「散」「湯」などの漢字がついています。

一方、市販の漢方薬は、たとえば漢方胃腸薬の場合、胃の痛みや胸やけなどの一般的な症状に広く効く漢方処方を組み合わせ、製品化したものです。飲み過ぎ、食べ過ぎや胃炎、胃潰瘍の初期段階では、市販の漢方胃腸薬で改善することができます。
漢方薬局で症状によって、何種類かの生薬を加味加減した漢方薬は、いわば「オーダーメイド」、市販の漢方薬は気軽にどこでも選べる「既製服」と考えたら、分かりやすいでしょう。