Q04 胃腸に効く漢方薬はどんなものがあるの?

安中散、芍薬甘草湯、小建中湯などがあります

漢方では、「中」とういう字には(1)あたる(中風=風にあたるなど)、(2)体の中心(胃腸のこと)の2つの意味があります。(2)の意味から、胃腸に効く漢方薬には「中」の字が使われたものが多くあります。

<安中散>

●安中散(=胃腸を安んじる)…多くの漢方胃腸薬のベースとなる。ストレス性の胃炎や胸やけ、胃もたれ、急性・慢性の腹痛に有効。胃腸を温めて痛みをとるので、月経痛にも効く。

●補中益気湯(=胃腸の働きを補い、「気=生命エネルギー」を益す)…胃腸が弱り、食欲がなく疲れやすいときに有効。
●小建中湯(=胃腸を建て直す)…体力がなく、胃腸の働きが弱い人の便秘を改善し、体のだるさを取る。下剤(便秘に効く薬)を使うとお腹が痛むタイプの便秘症によい。
「中」がつく薬以外にも、次のような漢方薬があります。
●平胃散(=胃腸を穏やかにする)…胃腸にガスがたまったり、食べるとすぐお腹が張る人に有効。

<芍薬甘草湯>

●芍薬甘草湯…みぞおちやお腹、腰の筋肉が緊張によって痛むときに有効。急性の痛みに高い鎮痛作用がある。月経痛にも効く。

●五苓散…吐き気がひどく、水を飲んでももどしてしまうときや水様性下痢に有効。
●黄連解毒湯…胃・十二指腸潰瘍や胃腸に炎症があるために起こる口内炎などに有効。
●人参湯…胃腸虚弱で体が冷え、下痢をしやすく、疲れやすい人に有効。