Q01 乗り物酔いってどうして起こるの?

不安定な状態に自律神経が刺激され発症

電車やバス、飛行機、船などに乗ったとき、普段あまり体験したことのない揺れや加速度などによって現れる不快な症状を乗り物酔いといいます。私たちの体には、「外界に対して今、どこでどういう位置に置かれている」ということを判断する「空間識」という働きが備わっています。空間識は次の3つによってつくられます。

(1)視覚
目で周囲の状況を見て認識する。

(2)平衡感覚
内耳(耳の内部)の前庭と三半規管などが、重力に対する位置関係や運動のスピード(加速度)、方向認識。

(3)筋肉の動き
筋肉内にあるセンサーが筋肉の伸び縮みを感知し、体の状況を認識する。

乗り物に乗って体が不安定な状態になると、この空間識が崩れて不快さを感じます。すると自律神経が刺激され、働きに乱れが生じます。自律神経は胃や心臓などの臓器の動きや発汗などを支配していますから、自律神経の乱れによって、胃の不快感などの症状が出るのです。