Q03 歯周病ってどのように進行するの?

歯肉炎から始まり進行すると歯ぐきから血や膿が出ます

まず、歯や歯ぐきの周りに歯周病原菌が付着して歯ぐきを侵し始めると、体は細菌をやっつけようとする自己防衛機能(免疫)が働き、白血球の中の好中球などの防衛軍が出てきます。歯肉に炎症が起こって腫れたり、ブラッシングのときに出血することもあります。この段階を「歯肉炎」といいますが、きちんとブラッシングすれば多くは治ります。
歯肉炎を放置すると歯周病に進行します。歯周病は進行度によってP1~P3の3段階に分かれます。PとはPeriodontal disease(=歯周病の略称)。

●P1(軽度歯周病)……炎症が内部まで広がり、歯と歯ぐきの間に歯周ポケットができる(2~4ミリ以内)。このポケットにプラークがたまると、さらに奥深く歯の周りの組織を侵し、歯槽骨(歯を支えるあごの骨)の破壊が始まる。歯肉が充血し、膿が出ることもある。 

●P2(中等度歯周病)……歯周ポケットが深くなり(4~6ミリ程度)、歯槽骨が徐々に溶けていく。出血や膿の量が増え、口臭も強くなり、歯がグラグラし始める。

●P3(重度歯周病)……歯周ポケットが6ミリ以上に深くなり、歯槽骨がほとんどなくなり、歯の根が見えてくる。くしゃみなどちょっとした刺激で抜ける場合もある。

歯周病は虫歯に比べて痛みが少なく、気がつかないうちに進行しているケースが多いようです。歯ぐきの充血や口臭、歯を磨くとき必ず出血する、口の中が粘つく、歯ぐきがムズがゆい、冷たいものを飲むとしみるなどの症状がある人は歯周病が疑われますので、歯科医の診察を受けましょう。