Q05 虫歯や歯周病になりやすい体質ってあるの?

細菌に対する免疫が弱い体質は遺伝します

がんにかかりやすい体質が遺伝するように、歯が弱い遺伝子も親から受け継がれるのは確かです。
これは体の自己防衛機能の問題で、歯が弱いというのは、虫歯や歯周病の細菌に対する抵抗力が弱いために、それらの細菌が感染しやすいということ。ですから、親が歯の弱い人はほかの人以上にきちんとブラッシングしましょう。
もうひとつ、唾液の性質が関係します。唾液が粘っこい人は唾液中のカルシウムやリンの分泌量が多く、唾液が歯に付着してプラークが付きやすい状態になったり、歯石ができやすい傾向にあります。ちょうど、温泉の湯あかを掃除しないと石灰化して固まるのと同じです。しかし、唾液に含まれるリゾチームという殺菌作用のある成分も粘着質の人には多く、細菌感染を防ぐ効果が高いため、一概に粘着質の人が虫歯や歯周病になりやすいとはいえません。
最近は歯科医院で歯周病にかかりやすいかどうかを、AST(アスパラギン酸トランスフェルナーゼ)という検査薬やサリバスター潜血用の唾液検査用試験紙で、簡単に調べられます。