Q03 コレステロールと中性脂肪はどう違うの?

食物から摂る脂質のほとんどが中性脂肪

コレステロールは多すぎても少なすぎても困りもの。一方、中性脂肪は多すぎることが問題になります。
コレステロールは必要量の約70パーセントが肝臓などでつくられ、残りを食物から摂り入れます。その摂取量に応じて肝臓は合成する量を調整します。図のように、LDL-C(悪玉コレステロール)はコレステロールの運び屋。この働き自体は重要ですが、LDL-Cが過剰になると、コレステロールが動脈壁内に沈着しやすくなります。逆にHDL-C(善玉コレステロール)はコレステロールの回収屋。HDL-Cが少ないと回収能力が低下し、コレステロールは細胞にたまったままです。
HDL-Cは中性脂肪の影響を強く受けます。中性脂肪が増えるとHDL-Cは減り、細胞にたまったコレステロールを回収できなくなります。中性脂肪も肝臓でつくられますが、食物で摂取する脂肪にかなり左右されます。食物から摂り入れる脂質のほとんどが中性脂肪で、コレステロールは1割ほどです。

〈HDLコレステロールとLDLコレステロールの働き〉
LDLコレステロール自体は決して悪玉ではありません。過剰になると悪者となるのです。

●LDL(悪玉)コレステロール/運び屋
コレステロールを体内の細胞に運ぶ。

●HDL(善玉)コレステロール/回収屋
余ったコレステロールを回収して肝臓に戻す。また、動脈壁に付着しているコレステロールも回収する。