Q11 アミノ酸を効率的に摂るには?

ビタミンB1・B2・B6・C・Eと一緒に摂ると有効

アミノ酸のさまざまな栄養効果を効率よく得るためには、タンパク質を多く含む食品を選び、3度の食事で積極的に摂ることが基本です。また、次の栄養素を併せて摂ると、アミノ酸の効果がさらに高まります。

●ビタミンB1・B2・B6……体内でアミノ酸が細胞をつくったり、酵素やホルモンの材料になって働くのを助ける。タンパク質がエネルギー源になるのを助ける。

●ビタミンC……コラーゲンの生成を助け、細胞と細胞をつなぐ結合組織や骨を丈夫にする。免疫力を高める。

●ビタミンE……抹消の血液循環をよくし、アミノ酸が体のすみずみまで機能するのを助ける。

アミノ酸を食事で摂るといっても、日本人の食生活では不足しがち。次のようなときは、ドリンク剤やサプリメントなどを利用するとよいでしょう。

●食欲がなく、食事で十分なタンパク質を摂取できないとき。

●病気などで低下した体力を回復させたいとき。

●免疫力が弱っているとき。

●ハードな運動を行うとき。

●アミノ酸の即効性を必要とするとき。

●勉強や仕事で集中力を高めたいとき。

●ダイエット中で肉類などの脂質や糖質の摂取を抑えたいとき。

●二日酔いのとき。

医療の世界ではどう使われているの?

アミノ酸が健康に必要不可欠なものとして利用されるようになった原点は医療の現場。'50年代、アミノ酸輸液(点滴)が臨床に広く応用されてからは、輸液だけで栄養補給ができる「完全静脈栄養法」が'60年代に確立し、医学は飛躍的に進歩しました。現在、アミノ酸は栄養補給だけでなく、病気の治療にも広く用いられています。肝硬変や肝性脳症の治療には「分岐鎖アミノ酸、アルギニンの療法」が有効とされます。そのほかにもさまざまな病気の治療や疲労回復などにアミノ酸は幅広く活用されています。