Q05 どうして痔になるの?

原因は便通異常と、間違った排便の仕方

痔の最大の原因は、便秘や下痢といった「便通の異常」です。
下痢は、おもに「痔瘻」の原因ですが、痔核や裂肛とも関係があります。激しい下痢の場合、便が勢いよく出るため、肛門を傷つけます。また下痢で頻繁に排便することは、肛門のクッションのうっ血を引き起こします。
便秘や下痢にならなくても、「間違った排便の仕方」が痔の原因になります。間違った排便とは次の通りです。

●長い排便時間…不必要に排便に時間をかけたり、便を完全に出し切ろうとすると、肛門に負担がかかり、痔の原因となる。

●便意がないのに排便しようとする…余計ないきみによって肛門に負担をかけるだけ。
また、痔を悪化させやすいものとして次の点があります。

●長時間にわたって同じ姿勢をとるとうっ血する。

●体が冷えると、血液の循環が悪くなり,肛門部がうっ血しやすい。

便通異常を起こす主な要素

●便意の我慢

●不規則な食事時間……排便には1日のリズムがある。食事時間が不規則になれば、そのリズムが崩れ、便秘になりがち。

●食物繊維の不足……食物繊維が不足すると、便が水分不足になって、腸が便を送り出すのに負担がかかり、便秘を招く。

●ダイエットなどによる小食……食べる量が少ないと、便の量も少ない。すると腸の蠕動運動(便を送りだす働き)が鈍くなり、便秘を引き起こす。

●アルコールの飲み過ぎ……下痢やうっ血の原因になる。

●ストレス……自律神経が乱れ、蠕動運動が異常になり便秘や下痢を起こす。