Q06 痔は手術しなければ治らないの?

基本は切らずに治す生活療法

痔の治療の基本は、切らずに治すことです。痔の悪化を防ぎ、痔の根本的な原因を取り除きます。そのため食事や排便の仕方などを見直し、ライフスタイルを改善する生活療法が主体となります。坐剤・軟膏などによる薬物療法は、補助的に行います。
生活療法の留意点は次の通り。

●便通を整える。

●お尻にかかる負担を減らす。

●お尻の清潔を心がける。
症状を悪化させないための、適切な応急手当ても大切です。

●痛む場合、温めると痛みがやわらぐ。ただし、痔瘻など患部が化膿している場合、逆効果。激痛の場合は、安静が第一。

●出血した場合、入浴か座浴でお尻を清潔にし、安静に。出血を止めるため、お尻の位置を心臓より高くする。

●痔核が脱出した場合、痛みがないなら、軟膏などで滑りをよくして、指で肛門に押し込む。
指で押し込んでも痔核がもとにもどらなくなったり、膿が出るようなら、手術を行います。手術は日帰りですむ場合が多いので、悩むより気軽に医師にかかることをおすすめします。

座浴の方法
お湯をはった洗面器にお尻をつけ、やさしく拭くように洗う。水分をそっと拭き取り、よく乾かす。

〈生活療法のポイント〉

排便後に座浴や温泉洗浄などの習慣を。

トイレタイムを短くし、冷えや長時間の同一姿勢を避ける。

自然な便意のための食生活や「便意が起こったときの排便」を心がける。