Q03 花粉症が起こる仕組みは?

花粉と対抗するための「抗体」がつくられるから

花粉症とは、花粉が原因で起こるアレルギー反応です。アレルギーとは、特定の物質に過剰に反応する現象です。花粉症の人は花粉が体内に入ると、花粉を異物(抗原)とみなし、対抗するための「抗体」をつくります。これをIgE抗体といい、鼻や目の粘膜にある肥満細胞に結合します。抗体がついた肥満細胞は、花粉が入ってくるたびに増加し、ある一定の量になると、花粉に反応してヒスタミンやロイコトリエンなどの化学伝達物質を放出します。これらの物質が、くしゃみ・鼻水・鼻づまり、目のかゆみなどの症状を引き起こすのです。
ヒスタミンやロイコトリエンの出方や量により、症状が起こる場所や強さが違ってきます。ヒスタミンは、鼻や目の粘膜の表面にある知覚神経を刺激し、くしゃみ・鼻水、目のかゆみを引き起こします。一方、ロイコトリエンは、血管に働きかけ、血管を拡張させて粘膜を腫らし、鼻づまり、目の腫れ、充血を引き起こします。

<くしゃみ・鼻水・鼻づまり、目のかゆみが起こるメカニズム>

花粉が体内に入ると、体は花粉を異物(抗原)とみなし、対抗するための「抗体」をつくる。抗体は鼻や目の粘膜にある肥満細胞に結合。抗体と結合した肥満細胞は、花粉が入ってくるたびに増加する。

<かぜの症状とどう見分ける?>

花粉症 微熱は出ても高熱は出ない。鼻水は透明。目のかゆみがある。
かぜ 高熱が出る場合もある。鼻水は黄色や緑色。目のかゆみはない。