Q06 今からできる花粉症対策は?

症状が出る前に予防的治療を行います

セルフケアに加え、花粉症のシーズン前に対処できることとして、症状が出る前に薬で抑える予防的治療があります。医療用で使用されるのは、副作用の少ないアレルギー治療薬(遊離抑制薬、抗ヒスタミン薬など)の内服薬と点鼻薬があります。
遊離抑制薬は花粉が侵入したとき、肥満細胞からヒスタミンやロイコトリエンが出る(遊離する)のを抑え、症状を出にくくし、症状がひどくなるのを防ぐ効果があります。眠気などの副作用もほとんどありません。効果が出るまでに約2週間かかるので、花粉シーズンの2週間前からの服用が効果的ですが、軽い症状の場合、症状が出てからでも使用されます。また、シーズンを通して使うこともあります。抗ヒスタミン薬は第2世代のものが眠気も少なく最も多く使われています。
ほかにシーズン前からの対策として、「減感作療法」や「手術療法」があります。

●減感作療法…花粉の成分を少しずつ繰り返し注射し、体を花粉に慣れさせ、アレルギー反応を起こりにくくする方法。花粉が飛散する2~3カ月前(10月ごろ)までに治療を始め、3年間以上、定期的に注射を続ける。毎年薬を服用しても効果がない人向け。アレルギー反応による副作用が起こることもある。幼児や高血圧などの薬を服用している人はすすめられない。

●手術療法…超音波やレーザー、高周波などを使用して、鼻の奥を広げる方法。花粉が粘膜に付着しにくくなる。1~2シーズン後には粘膜は元に戻り、効果は消滅する。受験や試験などで今年だけはどうしても花粉症を止めたいという人向け。手術を繰り返すと、鼻の粘膜の機能が損なわれる可能性があることから、繰り返し行うことはすすめられない。