Q01 ストレスって何?

悪者扱いされているが、つき合い方次第で善にも

ストレスは悪いもの、という考えが一般化されていますが、ストレスなしに生活することは不可能ですし、うまく適応できれば活力ある生活を送るための糧、いわば、人生のスパイスとなります。例えば、スポーツ選手が大会で自己新記録を出すケースなどは、ストレスがプラスに働いたためともいえるでしょう。
ストレスは医学的には「寒冷、外傷、病気、精神的緊張などが原因となって、体内で起こる非特異的な防御反応」のこと。もう少し分かりやすくいえば、「外部からの刺激に対して、それに順応しようとするための体内反応」ということになります。
人間の体は外部からの刺激に対し、常に一定の安定した状態を維持できるように調節されており、これを「ホメオスタシス(恒常性の維持)」といいます。
外部から刺激を受けると、ホメオスタシスは一時的に乱れます。このとき、驚きや怒り、悲しみの感情などが起こります。さらに、内分泌系、自律神経系なども反応して、乱れたホメオスタシスを元に戻そうと働きます。この一連の反応がストレスなのです。
ストレスがかかっても、気分転換などでストレスを解消すれば問題ないのですが、繰り返し起こって蓄積されると、さまざまな病気の原因となります。