Q04 ストレスがたまると起こる病気は?

胃潰瘍や高血圧、心疾患などさまざまな病気の誘引に

ストレスは次の3段階を追って進行します。

(1)警戒反応期

ストレッサーの刺激を受けたことを、自分の生体内に知らせる時期。交感神経は緊張状態にある。この時期は「ショック相」と「抗ショック相」に分かれる。ショック相は、体温や血圧の低下、低血糖、筋肉の緊張減退、血液の濃縮などが起こる。抗ショック相になると、アドレナリンが分泌され、戦闘態勢がしかれる。頭にカッと血がのぼって血圧が上がり、動悸が起こったりする。

(2)抵抗期

ストレスに耐えながら、懸命に頑張る時期。戦闘状態に入るが、副腎髄質の機能などで安定した戦いができる。全身の機能が最も活動する。

(3)疲はい期

刺激が強すぎたり、長期に渡ると頑張り切れなくなり、消耗してしまう。抵抗力が弱まり、生体機能が衰えて病気が現れる。疲はい期に起こる主な病気は、

●胃・十二指腸潰瘍
ストレスが強く長くなると副交感神経が胃に作用して、胃酸やペプシンの分泌量が増大し、胃壁を傷つける。一夜にして胃に穴があくことも。

●過敏性腸症候群
慢性的な下痢や、けいれん性便秘、下痢と便秘を繰り返すなどの症状が出る。

●虚血性心疾患
心臓をとり巻く冠状動脈に動脈硬化などが起こると、心筋を循環する血流が減少したり、途絶えてしまう。狭心症、心筋梗塞など。

●自律神経失調症
検査をしても異常がないのに、めまいや動悸、のぼせ、肩こりなどが起こる。