Q03 肥満の人に高血圧が多いのはなぜ?

血液量が増加し、心臓に負担をかけるなど

肥満の人が必ずしも高血圧であるわけではありませんが、高血圧の発症率は肥満でない人の2~3倍も高くなります。肥満の人が減量すると血圧が下がったという例は非常に多く、肥満の人が1kg減量すると、血圧は約2㎜Hg下がるといわれます。肥満がなぜ高血圧を引き起こすかについては、次の通りです。

●循環血液が増え、心臓から血液を送り出す際に大きな圧力が必要となる。過食によって食塩の摂取量も増える。
●交感神経機能が亢進すると、血管が収縮し、血圧が上がる。
●インスリンに対して抵抗性が高まり、糖代謝が正常に行われなくなり、血圧を上昇させる。

肥満は高血圧だけでなく、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病を合併しやすく、動脈硬化の進行を加速させる危険性が高まります。また、女性は更年期を迎えて女性ホルモンの分泌が衰えると、太りやすくなるとともに、臓器を保護する機能も弱まるため、動脈硬化の発症率が高くなります。