Q07 神経症はどうして起こるの?

年代ごとの発達に適応できない場合など

神経症とはさまざまな心理的葛藤によって起こる病気です。私たちは年齢を重ねるごとに、思春期には卒業や入学、自立成人は生活を守り、子どもや後輩を育てる、老年は老化の自覚など、年代に応じて対応をしていかなければなりません。その対応が上手にできずに不安や心理的な葛藤が続き、自分の中でうまく処理できない人は、神経症にかかりやすい傾向にあります。直接には対人関係の悩みが引き金となって神経症が発症するケースが多いようです。
神経症は症状の特徴によって、不安神経症や恐怖症、強迫神経症などのタイプに分類されます。

神経症の種類

●不安神経症:外的な刺激がないのに急に強い不安が込み上げてきて、不安な状態が続く。

●恐怖症: とくに危険でもない状況やものに対し、激しい恐怖を感じる。

●強迫神経症:自分でもばかばかしいこととは分かっていても、ある1つの考えが気になったり、同じ行為を繰り返し行ったりする。

●抑うつ神経症:憂うつな気分になり、自分に対する自信をなくしてしまい、将来を悲観し、内に引きこもりがちになる。

●心気症:ちょっとした体の不調に過度にとらわれ、重大な病気にかかっているのではないかと気に病んでしまう。
では不安神経症の中で多い「パニック障害」について解説しましょう。パニック障害とは理由もなしに突然、動悸がしたり、呼吸困難などの発作が起こり、強い恐怖を覚えます。何度か発作を経験すると「また発作に襲われるのでは」という恐怖から人混みに出たり、乗り物に乗るのを恐れるようになることもあります。最近、パニック障害は脳のセロトニン系の一時的な機能異常によるという説があります。