Q02 食事で摂ったコレステロールはどうなるの?

全身の組織を回り、肝臓などに取り込まれる

食事で摂った脂肪やコレステロールは、小腸から吸収されます。しかし、そのままでは血液に溶けないため、小腸でタンパク質やリン脂質に取り込まれ、「リポタンパク」になります。リポタンパクは中性脂肪とコレステロール、タンパクなどの組成の異なるカイロミクロン、HDL、LDL、VLDLなどに分けられます。小腸では中性脂肪が多い「カイロミクロン」やコレステロールの少ない「HDL」などが作られ、血流に乗って全身を回ります。
肝臓では中性脂肪とコレステロールを含むVLDLが作られますが、それはエネルギーを必要とする筋肉や脂肪組織に中性脂肪を渡し、LDLとなります。LDLは体内を回りながら各組織にコレステロールを運びます。コレステロールは各組織で細胞膜やステロイドホルモンの材料として利用されます。肝臓に入ったコレステロールの一部は胆汁酸になります。胆汁酸は小腸に排泄され、脂肪の消化・吸収に役割をはたします。大部分の胆汁酸は再び吸収され肝臓に戻り再利用されますが、一部はそのまま便に排泄されます。