Q03 変形性膝関節症はどのように進行するの?

少しずつ軟骨が劣化し、膝への負担が増加

変形性膝関節症は何年もかけて徐々に進行します。進行度は一般的に3段階に分けられていますが、ここではもう1段階を加え、前期、初期、進行期、末期の4段階に分けて説明しましょう。
前期には、軟骨の表面に小さな傷がついたり、劣化し始めます。これを軟骨変性といい、進行すると関節の弾力性などが失われ、衝撃を吸収する能力はだんだん弱くなり、膝への負担がかかりやすくなります。
初期の段階ではさらに軟骨内部が破壊され、軟骨がすり減り始めます。
進行期にはますます軟骨がすり減り、大腿骨と脛骨のすき間(関節裂隙・かんせつれつげき)がさらに狭くなります。
末期では軟骨が大幅にすり減って軟骨下骨(なんこつかこつ)が露出します。大腿骨と脛骨の軟骨の下は軟骨への荷重を受け止めるため、硬い骨でできています。これが軟骨下骨。この骨は露出するとさらに硬化し、摩擦で表面が磨かれた状態になります。