Q07 運動療法とはどのようなもの?

膝を軟らかくし、筋力を高める治療法

運動療法は膝の痛みを取ることだけが目的ではありません。歩く、座る、階段を上り下りするなどといった、日常生活の動作をスムーズに行うことができるように治すことが大切です。
運動療法には3つのポイントがあります。太腿の筋肉(大腿四頭筋・だいたいしとうきん)を鍛える、ウォーキングの習慣をつける、ストレッチで膝の可動域(動く範囲)を維持することです。
太腿の筋力がつくと、膝への負担を減らすことができます。また、膝を適度に動かすことで、膝の痛みをやわらげ、炎症を抑える効果が得られます。
運動療法の効果には個人差がありますが、毎日気長に続けることが大切です。具体的な方法については、イラストと説明を参考にしてください。

大腿の筋肉の鍛え方

変形性膝関節症の場合は、軟骨に負担がかからないよう、なるべく膝は動かさず、筋肉だけを鍛える方法で行います。

膝のストレッチ

ストレッチをする際はゆっくり、そして痛みを我慢しないこと。痛みの出ない範囲で、痛みが出そうになったらそこでやめることも大切です。

●膝を伸ばす

いすや床に座って行う。あまり前かがみにならないよう、両手で膝の皿を少しずつ押していく。痛みが出そうになったらやめ、そこで30秒間静止する。

●膝を曲げる

机などにつかまり、少し前かがみになって、膝をゆっくりと曲げていく。痛みが出そうになったらやめ、そこで30秒間静止する。
※湯船の中で膝を曲げる運動を行うと痛みが軽減する。

ウォーキングのポイント

ウォーキングで痛みが出たらすぐ歩行をやめ、距離を少し短くし、痛みが出ないようなら少しずつ距離を伸ばしたり、スピードを上げていきます。