Q11 病院での治療法は?

薬物療法が中心。レーザーによる手術も

鼻の症状では、内服薬と点鼻薬を用い、軽症やくしゃみ・鼻水型では、第2世代抗ヒスタミン薬や点鼻用ステロイド薬を使用。鼻づまり型ではさらに抗ロイコトリエン薬を加え、重症には血管収縮薬や経口ステロイド薬を用いる場合もあります。目の症状では、抗ヒスタミン薬や遊離抑制薬の点眼薬を使い、重症にはステロイド薬の点眼薬も用います。また、毎年強い症状のある人には、早めに治療を行う初期療法もあります。それぞれの薬の特徴は以下の通りです。

●遊離抑制薬……ヒスタミンやロイコトリエンなどの化学伝達物質の放出を抑制する。鼻と目の症状に効果がある。クロモグリク酸ナトリウムなど。
●抗ヒスタミン薬……ヒスタミンが神経に作用するのをブロックする。おもに、くしゃみ、鼻水、目のかゆみに効果がある。フマル酸ケトチフェンなど。
●抗ロイコトリエン薬……ロイコトリエンが血管に作用するのをブロックし、鼻づまりを抑える。プランルカスト水和物。
●ステロイド薬……炎症やアレルギー症状を抑える作用がある。点鼻用にプロピオン酸ベクロメタゾンなど、経口用にベタメタゾン・d-マレイン酸クロルフェニラミン配合剤。
●血管収縮薬……粘膜の血管を収縮させる。おもに鼻づまりや目の充血に。ナファゾリンなど。

薬物療法のほか、抗原を少しずつ注射して体を慣れさせる減感作療法(特異的免疫療法)やレーザーなどで鼻の粘膜を焼く外科的療法も。なお、妊婦の治療はなるべく点鼻薬だけを使います。また、子供の治療は長期間かかる傾向があります。