Q03 くしゃみをしただけでもれてしまうのはどうして?

骨盤底筋がゆるみ、膀胱の中の圧力が大きくなるため

くしゃみをしただけでもれるのは前に述べた「腹圧性尿失禁」にあたり、くしゃみや咳だけでなく、

●大声で笑ったとき。
●急に走ったりなわとびをしたとき。
●イスから立ち上がったとき。
●重い荷物を持ち上げたとき。
●坂道や階段を降りるとき。

などによく起こります。腹圧性尿失禁が起こるしくみを詳しく説明しましょう。
骨盤底筋が正常で腹圧性尿失禁のない人の場合、おなかに強い力がかかって膀胱が押されても、尿道はしっかり締まっていますから、おしっこはもれません。
ところが骨盤底筋が弱くなってゆるむと、膀胱や尿道が下がって変形するため、くしゃみをして瞬間的に膀胱に大きな圧力が加わったとき、尿道を強く締めることができないためにおしっこがもれてしまうのです。もともとの膀胱の機能には何の問題もありませんから、頻尿になることはありません。
腹圧性尿失禁になるのはほとんどが女性です。というのは女性は男性より尿道が短く、骨盤底筋が弱いためです。さらに女性は妊娠や出産によって骨盤底筋に負担がかかってゆるんでしまっているケースが多くみられます。