Q06 乳がんでも乳房を残せるって本当?

早期がんの場合、乳房を残す手術が可能です

乳がんであることが分かったら、多くの場合、病巣を取り除く手術が行われます。以前は乳房全体と胸筋、わきの下のリンパ節を完全に取ってしまう「ハルステッド術」が基本的な手術でした。最近は早期がんの場合、次のような手術が増えています。

●乳房温存療法 
乳腺の一部とリンパ節を取り、乳房をできるだけ残した上で放射線をかける。最近ではリンパ節も転移していそうなものだけをねらって切除して検査する方法があります。
●非定型的乳房切除術(オーチンクロス手術)
乳房とリンパ節は摘出するが、胸筋は残す。摘出した部分に自分の筋肉や皮膚、皮下脂肪を持ってきたり、シリコンなどを入れて乳房のふくらみをつくる再建手術を行う場合もあります。
また、進行癌でも手術の前に抗癌剤治療をすることによって、しこりを小さくできれば温存手術ができる場合もあります。

どの手術法が適切であるかは、乳がんの種類や進み具合などによって異なりますから、主治医と十分に相談して決めてください。病気の度合いに応じて放射線療法や抗がん剤療法、ホルモン療法などが併用されます。