Q02 どういうことが起こっているの?

無気力や不安感など原因不明の身体的症状

はっきりとした原因がないのに、無気力になったり、集中力が低下したり、ほてりや発汗、頭痛や肩こりなどの症状が起こります。漠然とした不安感や焦燥感などを訴えるケースもあり、女性の更年期症状と共通します。男性ホルモン低下による影響も考えられますので、泌尿器科を受診し、男性ホルモン(フリーテストステロン)を測定してください。
しかし、ホルモン値に異常がなくても、症状が出る人はいます。女性の場合、ストレスが生理不順などを起こすことがあります。同様に、男性でもED(勃起障害)の人に、心因性のさまざまな症状がみられます。これは精神的な要素も重なって、身体的シグナルを点滅させると考えられるのです。
下のチェック項目は「男性更年期外来」で、実際に問診表として使用しているものです。

〈チェック項目〉

1.性欲の減退を感じていますか?
2.活力(エネルギー)不足を感じていますか?
3.体力・持続力の低下を感じていますか?
4.身長が低くなりましたか?
5.人生(生活)の愉しみが少なくなったと感じていますか?
6.もの悲しい気分/不機嫌になりがちですか?
7.勃起力が弱くなりましたか?
8.最近、運動をする能力が落ちたと思いますか?
9.夕食後、うたたねをすることがありますか?
10.最近、いろいろな仕事をする能力が低下したと感じていますか?

●チェック結果による診断

質問1もしくは7が該当する、あるいは他の質問で3つ以上あてはまる人は、男性の更年期症状と診断されます。上記の症状に加え、「イライラが強くなっている」、「不安」、「全身倦怠感」、「無気力」、「朝起きたとき気分がすぐれない」、「不眠」も目安になります。性格も影響するという指摘があります。真面目、何でも受け止めてしまう、人づき合いがあまり上手くない、出かけるのがおっくう、几帳面な人などに比較的症状が出やすいようです。