Q03 アルコールを飲むと下痢をするのはなぜ?

消化吸収機能が低下し下痢を起こします

アルコールは胃で約20パーセントが吸収され、残りは小腸で吸収されて血液の中に溶け込みます。血液中のアルコールは肝臓に運ばれて分解されます。
アルコールを飲み過ぎると肝臓に負担がかかることはよく知られていますが、胃や小腸にも大きなダメージを与えます。まず、胃の粘膜がただれ、急性胃炎が起こります。さらに、高濃度のまま小腸に運ばれ、小腸の粘膜を刺激し、傷つけます。小腸の粘膜に斑点状の出血が起こる場合もあります。また、アルコールには小腸のぜん動運動を盛んにする働きがあり、内容物が小腸を通過する時間が短くなり、下痢が起こります。とくに、長年アルコールを飲み続けている人は小腸の消化酵素(ラクターゼなど)の働きが低下しているため、慢性的に下痢が起こりやすい状態にあります。
長期のアルコールの連用は肝臓・膵臓の障害、糖尿病など、さまざまな病気の原因になりますから注意しましょう。