Q11 発症したときに気をつけることは?

清潔と乾燥を心がけ、予兆が出たら対処を

口唇ヘルペスは再発しても自然に治りますが、その際、水ぶくれの中で繁殖したウイルスは再び神経節に戻ります。通常は徐々にウイルス量が減り、再発しても軽症で済みますが、症状が悪化してウイルスが爆発的に増殖すると神経節に戻るウイルス量も増加します。すると再発頻度が高くなり、症状も重くなるため、発症時のケアが大切です。
症状の悪化を防ぐためには、まず患部の清潔を心がけてください。水ぶくれの部分は水でそっと洗い、タオルで水気を拭き取ります。また、湿った状態にあると症状が悪化し、細菌に二次感染しやすくなりますから、よく乾燥させます。
水ぶくれが破れると細菌に感染しやすくなり、回復を遅らせますから、患部はこすらないよう気をつけます。とくにかぜや花粉症で鼻をかむとき、こすりやすいので注意してください。もし水ぶくれが破れたら、消毒用アルコールを脱脂綿に染み込ませて、そっと拭き取ります。消毒用アルコールはウイルスの感染力をなくすために非常に有効です。
水ぶくれがこすれたり、触ったりすることで、手などを介して他人に感染するので、これを防ぐために、マスクの着用をおすすめします。症状が出ているときは無理をせず、十分な休養をとってストレスや疲れをためないよう努めましょう。強い紫外線を避け、炎症を悪化させるアルコール類は控えます。
皮膚の違和感やかゆみなど、口唇ヘルペスの再発の前兆が現れたら、早めの対処が必要です。すぐに病院を受診できないときには、市販の抗ウイルス薬、アシクロビルを使用するのも方法の1つです。