Q01 女性でも薄毛になるのはどうして?

壮年性脱毛症と女性特有のケース

女性も20代以降に毛髪が薄くなることがあります。しかし、男性と違い女性の場合は、頭全体の毛髪の本数が減り、地肌が見えるようになります。これは、わずかに存在する男性ホルモンの影響で、壮年性脱毛症を起こしていると考えられています。
また、加齢に伴い、全体に髪が細くなって密度も低くなる変化、もう1つは、いきなり密度が低くなってその後はそれほど変化がないという状態、これらが女性特有のパターンです。毛髪の本数が減る現象は、鉄欠乏性貧血(鉄が不足して起こる貧血)の人にも見られ、毛髪が細くなるのが特徴です。
また、出産後2~6カ月ぐらいの間は、抜け毛が増える状態になります。妊娠後期はさまざまなホルモンの分泌が増加するため、毛髪の成長期が延びて抜け毛が減少します。出産後は正常なホルモンに戻るので、延長されていた成長期がいっせいに終わって毛髪が抜けるのです。
そのほか、円形脱毛症、牽引性脱毛、ダイエットによる脱毛なども、女性に見られる症状です。

〈壮年性脱毛症以外の女性のおもな脱毛症〉

円形または楕円の脱毛斑が突然発生します。1カ所だけの場合もあれば、数カ所同時にできて融合する場合もあり、大きさもさまざまです。発症の原因は、ストレスを始め、自己免疫、自律神経異常、アトピー、アレルギーなど、いろいろな説があります。

妊娠中には、黄体ホルモンなどさまざまなホルモンの分泌が増え、本来抜けるべき毛髪が抜けずに生えつづけています。出産するとホルモンバランスが急に普通の状態に戻って、それまで抜けずにストックされていた毛髪が脱毛します。

いつもポニーテールやシニョンのような毛髪を引き詰めて後頭部でまとめたスタイルの髪型やヘアカーラーで強くセットするなど、同じ部分の毛髪がいつも強く引っ張られているような状態が長期間つづくと、脱毛することがあります。

毛髪が健康に育つには、毛髪を作る毛根部に十分な栄養を与える必要があります。極端なダイエットをすると、発毛・育毛に必要な栄養が行き届かなくなります。その結果、脱毛症になったり、ツヤや弾力性のない細い毛髪になってしまうことがあります。