Q08 ピロリ菌に感染していると必ず除菌しなければいけないの?

胃がん予防の意味では除菌がすすめられます

ピロリ菌に感染したからといって、全ての人が胃・十二指腸潰瘍や胃がんになるわけではありません。感染した人には必ず胃に炎症(慢性胃炎)が認められますが、ほとんどの人はこれといった自覚症状もなく、元気に暮らしています。
しかし、ピロリ菌が胃の中に長くすみ続けるほどに胃粘膜への障害は蓄積されるので、病気のリスクが高まることは避けられません。胃がんに関していえば、早期胃がんの内視鏡手術を受けた患者に除菌を行ったところ、新たな胃がんの発生が3分の1に抑えられ、除菌が胃がん予防に有効であることが証明されています。除菌は一生のうち1回でよいので、感染していることが分かったら、間を置かずすぐに除菌するのが得策です。特に次のような人は、できるだけ早めに検査、除菌することをおすすめします。

●胃炎が強く起こっている人。
●胃潰瘍または十二指腸潰瘍になったことがある人。
●親や兄弟が胃がんにかかったことがある人。

病気で治療中の人は、どのタイミングで除菌療法を受けるのがよいか、主治医と相談してください。

〈早めの除菌がすすめられる人〉

▼ 親や兄弟が胃がんにかかったことがある人

▼ 胃・十二指腸潰瘍になったことがある人

▼ 胃炎が強く起こっている人(注)

(注) 胃炎が進行していても自覚症状がないケースがあります。ピロリ菌に感染していると分かったら、胃の状態を調べるために、1度は内視鏡検査を受けるとよいでしょう。