Q04 高血糖はなぜ怖いの?

糖が全身の血管を傷つけるからです

健康な人の場合、食後に上昇した血糖値はインスリンの働きにより徐々に下がっていきます。しかし、インスリンが十分に分泌されなかったり働きが悪くなったりすると、血液中のブドウ糖が肝臓や筋肉などの細胞に送り出せなくなるため、血液中にはブドウ糖が増え続け、高血糖状態に。この事態に対応しようと膵臓はインスリンを多く出そうとして、次第に疲弊していきます。そしてインスリンを分泌する機能が衰えるという、悪循環を引き起こします。
血液中に糖が増え過ぎると、全身の血管に負担がかかり、目、腎臓、末梢神経などの病気や、動脈硬化による心臓や脳の病気を併発していきます。高血糖が動脈硬化につながるのは、糖が血管の内側を傷つける原因となる活性酸素の発生を促すからです。傷ついた血管の内膜の中にコレステロールなどがたまり、血管壁が厚く硬くなることで、動脈硬化が進んでいきます。
糖尿病の怖さは全身の血管が傷つけられることにより、様々な組織での障害を招くことにあります。

〈高血糖により動脈硬化が
起こる仕組み〉

●通常の血管
ブドウ糖は、細胞に取り込まれてエネルギーに換わる。

●ブドウ糖が増えてくると…
ブドウ糖が増え過ぎると活性酸素の発生を促し、血管の内膜を傷つける。

●動脈硬化が起こる
傷ついた血管の内膜にコレステロールなどがたまることで血管が硬く厚くなり、動脈硬化が進む。