Q09 やや高めの数値でも治療は必要?

正常値の範囲内でも高めの数値は要注意

2008年6月、日本糖尿病学会によって、空腹時血糖値の正常型の中に、「正常高値」という区分が設けられました。これは、空腹時血糖値が100~109mg / dl の人の25~45パーセントは、ブドウ糖負荷2時間血糖値が境界型や糖尿病型に属していることから、〝正常値内でも安心しない?という警鐘を鳴らす目的で設けられたものです。正常高値の段階で生活習慣を改めれば、糖尿病の発症を防ぐことができますが、ここで「まだ大丈夫」と見過ごしてしまうと、異常値として指摘されるころには、糖尿病は目前です。
日常的には、3年前のズボンやスカートがきつくなっていないか、下腹部が出てきていないかを目安にしましょう。また、腹部肥満、脂質異常症(高脂血症)、高血圧、高血糖など、動脈硬化の危険性が重なり合った状態をメタボリックシンドロームといい、それぞれの危険因子は他の危険因子を招きやすい特徴があります。現在は正常高値でも、健康診断で高血圧や脂質異常、ウエスト周囲径を指摘された人も要注意です。

〈正常値内でも、思い当たれば早めの対策を〉

▼血糖値が100mg / dl 以上

▼3年前のズボンが履けない

▼下腹部が出てきた

▼高血圧・脂質異常

〈糖尿病の判定基準〉