Q10 糖尿病の合併症って何?

血管障害を原因とした様々な病気のことです

高血糖状態が続くと、全身の血管や神経に障害が生じ、様々な合併症を引き起こします。合併症については大きく次の2つに分けられます。

●毛細血管が傷ついて起こる…… 神経や細い血管が障害されると「糖尿病神経障害」が起こる。目や腎臓などの毛細血管が障害されると「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」が起こる。これら3つは糖尿病特有の障害で「三大合併症」といわれ、糖尿病型の段階になって5~10年程度で現れ始めると考えられている。
●太い血管が傷ついて起こる…… 心臓の筋肉(心筋)に酸素や栄養を送る動脈に障害が起こると「狭心症」や「心筋梗塞」に、脳の動脈に起こると「脳梗塞」に、脚の動脈で起こると「下肢閉塞性動脈硬化症」につながる。「下肢閉塞性動脈硬化症」は進行すると、足の潰瘍や壊疽の症状が現れ、切断しなければならなくなるケースもある。太い血管が傷つく動脈硬化は、境界型の段階から徐々に進行すると考えられている。

そのほかに、糖尿病が進行すると細菌に対する抵抗力が弱くなり、肺炎や膀胱炎などの感染症にかかりやすくなります。

〈主な合併症〉

〈合併症の進行の様子〉