Q03 どうしてストレスが胃のトラブルを引き起こすの?

自律神経の働きが乱れて胃に負担がかかるため

胃の働きは自律神経の影響を大きく受けています。自律神経は活動時や緊張時に働く「交感神経」と、リラックス時に働く「副交感神経」から成り、この2つの相反する神経がバランスよく働くことで私たちは健康を保っています。
ところが、ストレスを受けるとこのバランスが乱れ、個人差や状況によって交感神経と副交感神経のどちらかが過剰に反応する状態に陥ります。すると、自律神経がコントロールしている胃の働きにも乱れが生じ、様々な不調が現れることになるのです。
交感神経が優位になると、血管が収縮して胃の運動が弱まり、胃液の分泌が低下。この状態が続くと消化がうまくできなくなり、胃もたれ、食欲不振、膨満感といった症状が現れます。
逆に副交感神経が優位になると胃酸の分泌が増加。消化は促されますが、過剰になると胃粘膜が荒らされ、胃痛、胸やけ、吐き気などの症状が起こります。悪化すると、胃潰瘍や十二指腸潰瘍に発展する可能性も。
このように、胃のトラブルは、胃液の分泌低下と胃酸の過剰分泌の場合とがあり、処方する薬、対処法も異なります。最近では、ストレスは経過や状況により、この自律神経の働きをさらに複雑に乱すことが分かっています。