Q06 市販薬の活用方法は?

症状や原因に合わせて胃腸薬を選びましょう

市販の胃腸薬には、消化を助ける薬(消化薬)、胃酸を中和する薬(制酸薬)、痛みを鎮める薬(鎮痛鎮痙薬)などいくつかの種類があります。ひと口に胃のトラブルといっても、胃の働きが低下しているために起こるケースと、胃酸が出過ぎているために起こるケースがあり、それによって使用する薬も使い分けが必要です。
ただし、自分の症状が何によって起こっているのか見極めるのは難しいものです。判断がつかない場合は、薬局や薬店の薬剤師などによく相談して、適切な薬を選んでもらうようにしましょう。
幅広い胃の症状に対応するという点では、漢方胃腸薬もすすめられます。漢方胃腸薬には次のようなメリットがあります。
●全身的な体調の改善ができる……一般の胃腸薬が胃だけをターゲットにして働きかけるのに対し、胃の症状と共に全身的な体調の改善が期待できる。
●副作用が少ない……安心、安全に使用できるため、胃の不調を感じた時に第一に選択する薬や家庭の常備薬に適している。
漢方胃腸薬の場合も一般胃腸薬と同様に、たっぷりの水かぬるま湯でのみ、用法・用量を守って使用することが大切です。

【ストレス性の症状の改善は、漢方胃腸薬の得意分野】

漢方には生命活動の基本となる「気・血・水」という概念があり、このバランスを整えることが漢方薬の効能とされています。ストレスによる不調は「気」が滞った状態と考えられ、血行を促し、胃を温めて緊張を緩和する成分や、自律神経のバランスを整える成分を含む漢方薬が処方されます。一般の胃腸薬(西洋薬)ではストレス性の症状に対する治療がなかなか難しいのに対し、漢方胃腸薬は全身に作用して、より根本的に胃の諸症状を改善します。
●胃の不調に処方される代表的な漢方薬
安中散 四逆散 芍薬甘草湯 小建中湯 補中益気湯 平胃散