Q04 「よい汗」と「悪い汗」があるって本当?

「よい汗」をかくと汗臭さはなくなります

 汗には、においのない「よい汗」と、におう「悪い汗」の2つがあります。
汗を出す汗腺は、血液中の血漿から汗をつくり、発汗します。その際、血漿に含まれるナトリウムやマグネシウムなど、体に必要なミネラルは、濾過して血管に戻しています。この濾過機能がきちんと働いているのが「よい汗」で、99パーセントは水分です。
 しかし、汗腺の濾過機能が鈍ると、ミネラルを血管に戻すこと(再吸収)ができず、汗と共に多量に排出してしまいます。これが「悪い汗」。それぞれの汗の特徴は以下の通りです。

●よい汗……さらさらしていて蒸発しやすいため、少ない汗で効率よく体温調節ができる。少量の塩分を含み、皮膚を酸性に保つ。雑菌の繁殖が抑えられ、においは発生しにくい。
●悪い汗……べたべたしていて蒸発しにくいため、体温調節がうまく行われず、だらだらと汗をかく。ミネラルを多く含み、皮膚をアルカリ性にする。雑菌が繁殖しやすいため、においを発生しやすい。

 現代人は、「悪い汗」をかきやすくなっているといえます。その原因は、汗をかくことが減り汗腺が衰えたことです。汗腺は、人間の進化の過程で最後につくられた未完成の器官といわれ、全体の約半分は「休眠汗腺」といって通常は働いていません。汗をかかない生活をしていると、さらに汗腺は退化し「休眠汗腺」を増やしてしまうのです。悪い汗は、様々な不調の原因にもなります。よい汗をかく体質に改善しましょう。