Q04 関節の機能が低下するってどういうこと?

関節軟骨がすり減り痛むようになります

膝がスムーズに動くのは、骨の先端を包む関節軟骨が、膝への衝撃や負担を和らげているから。しかし、長年の膝への負担から関節軟骨がすり減ったり、関節軟骨と共にクッション材の役割を果たす半月板が変形すると、慢性的な痛みが起こります。
関節軟骨がすり減ってなくなると、骨同士がぶつかって痛みが起こり、さらに進行すると、骨そのものが変形してO脚が進みます。この一連の症状が「変形性膝関節症」。発症のリスクを上げる要因は以下の通りです。

●肥満……体が重いと、膝への過剰な負担となる。
●筋力の低下……関節を支える太ももの筋肉(大腿四頭筋)などが弱まり、膝が不安定となり負担が増す。
●外傷歴……靭帯損傷など。

膝の痛みを訴える高齢者のほとんどが、変形性膝関節症といわれています。特に軟骨や靭帯が弱い傾向にある女性の発症率は、男性の2倍。筋力が低下して体脂肪が増える40代以降に多く見られるため、特にこの年代は注意が必要です。
関節軟骨は一度すり減ると元に戻りません。しかし早期治療によって、9割以上の人で症状の改善が見られます。「年のせい」と放置せずに、痛みが生じたら早めに受診しましょう。