Q05 目が乾燥するとなぜかすむの?

涙が減りピント調節が難しくなるためです

涙は目の表面で、乾燥を防ぐ、異物から目を保護する、栄養を与えるなど、重要な役割を担っています。その涙が減少したり、涙の質に異常が生じ、目の表面の健康が保てなくなる病気が「ドライアイ」。パソコンの普及と共に増加し、患者数が1000万人とも2000万人ともいわれる現代病です。
パソコン作業がドライアイの原因となる理由は、画面の凝視にあります。画面の文字を読む時は、無意識に目を見開いてしまいます。すると、まばたきの回数が減って涙の蒸発量が増えたり、新しい涙の供給が減ったりし、目が乾燥してしまいます。
目の表面には微妙な凹凸があり、それを涙の層がカバーしています。それにより表面が滑らかになり、目から入る光が真っすぐに進むことができるのです。ドライアイになると涙の層が正常に形成できず、表面の凸凹が露出してしまい、光が真っすぐに進めません。その結果、ピントが合わせにくくなり、目のかすみにつながります。
ドライアイといっても一切涙が出ないわけではありません。患者の多くは、常に目を潤す「基礎分泌」の涙は減りますが、目にゴミが入った時や悲しい時に泣く「刺激性分泌」の涙は、正常に出ます。