Q08 目の老化とかすみ目の関係は?

ピント調節力の衰えがかすみ目の原因に

40代以降の人にかすみ目の症状が現れた場合、「ピント調節機能の低下」が原因の最有力候補として考えられます。加齢により水晶体の周りの毛様体筋が硬化して動きが悪くなることや、水晶体そのものが硬化し、厚みを増して動きが悪くなること、あるいはその両方が同時に起こることによって、近くの物にピントを合わせる力が減退。無理にピントを合わせようとすることで目が疲れ、目のかすみを引き起こします。
ピント調節機能の低下は幼児の時から始まっていますが、40歳くらいまでは日常生活に問題なく過ごせます。個人差はありますが、正視の人は42~45歳頃から、先述したような理由で近くの物を見るのにピントが合いにくくなり、少し遠ざけないとクリアに見えなくなってしまいます。
近視気味の人は、もともと近くにピントが合っているので、老眼の自覚症状は少し遅く40代後半ぐらいから。遠視気味の人は、近くにピントを合わせる力がより多く必要なため、早くから近くが見えにくくなります。このように、老眼の始まりの「早い・遅い」は、もともとの目の状態に関係しています。