Q02 漢方で捉える肥満とは?

心身バランスの乱れから発症すると考えます

栄養過剰で運動不足になると肥満を招くという捉え方は西洋医学でも漢方医学でも同じです。西洋医学では食事や運動療法を中心に治療を行うのが一般的ですが、漢方では、体質や新陳代謝の状態、心身のバランスなどから1人ひとりの「証」を判断し、肥満になった根本を探り、体全体のバランスを整えることを重視して治療を行います。みんなに一律に同じ対処をするのではなく、「証」によって治療法や予防策もそれぞれ異なると考えるのが大きな特徴です。
また、太りやすくなる背景には、心と体を構成する要素「気・血・水」のバランスの乱れが深く影響すると考えます。例えば、ストレスが増えると太りやすい人やイライラすると過食に走りがちなときなどは「気」のバランス、冷えや便秘を伴い、ホルモンの変動で太りやすくなるときは「血」のバランス、顔や手足がむくんですっきりしないときは「水」の代謝が乱れていることなどが要因となり、肥満が起こると捉えます。