Q08 内臓脂肪が多い場合、どんな治療を行うの?

食事療法と運動で生活習慣を改善します

メタボリックシンドロームは、食べ過ぎ、運動不足という生活習慣の乱れが大きな原因。生活の中に運動を取り入れると共に、過食・過栄養をやめて摂取カロリーを減らすことが治療の基本です。大切なことは、食事療法と運動をバランスよく取り入れること。無理な食事制限のみを行うと、ストレスがたまるだけでなく、大切な筋肉や骨まで弱くなってしまいます。運動により筋肉がつけば、日常生活で自然とカロリーが消費されるという基礎代謝が上がるメリットがあります。
病院では、血液検査、CTスキャンで内臓脂肪の蓄積具合を検査した後、治療に取り組みます。患者には内臓脂肪の蓄積によるリスクを説明した上で、具体的な治療プランを提示します。特に内臓脂肪だけを効果的に減らす方法は存在しませんが、注目すべきは治療開始から2~4週間の初期段階では、皮下脂肪量より内臓脂肪量の減少が著しいこと。内臓脂肪は「余剰エネルギーの一時的な倉庫」ですから、まずそこから消費されていきます。
このため、食事・運動療法だけでメタボリックシンドロームはかなり改善できることが、従来の研究から明らかとなっています。