Q02 タバコを吸うと免疫力が下がるって本当?

タバコの有害物質が免疫力を低下させます

免疫力とは、ウイルスや細菌、異物などから自分の体を守る抵抗力のこと。「生体の防衛システム」として私たちの体に備わっています。
ところが、タバコに含まれる有害物質が体内に入ると、様々な障害が起こり、免疫力は低下してしまいます。
一酸化炭素が引き起こす慢性的な酸欠状態も原因の1つです。一酸化炭素は煙と共に体内に吸い込まれると、赤血球中のヘモグロビンと結合します。通常ヘモグロビンは酸素と結合し、血液に乗って全身に酸素を運ぶ役割を果たしていますが、一酸化炭素のほうが酸素よりも200倍ヘモグロビンと結合しやすいため、酸素の運搬が阻害され、その結果、慢性的な酸欠状態に至ります。体内で酸素が不十分になると、末端への栄養分の運搬や老廃物の回収機能が衰えます。
その他、タバコの有害物質による次のような作用も免疫力の低下を招きます。
●ニコチンが血管を収縮させ、血流を悪化させる。
●白血球の一種で、免疫に関与する細胞である肺胞マクロファージの抗体産生機能を低下させる。
●免疫を促進するタイプのリンパ球を減少させる。
●唾液分泌を低下させる。
●気管支や肺から異物を外へ吐き出す線毛の働きを低下させる。
●免疫力を高める働きを持つ、ビタミンCを消費する。