Q05 中性脂肪と生活習慣病の関係は?

中性脂肪値はメタボ診断基準の1つ

生活習慣病になりやすい危険因子を複数併せ持った状態をメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群、通称:メタボ)と呼んでいますが、中性脂肪値はその診断基準の1つです。メタボリックシンドロームの人は、動脈硬化が進みやすく、心筋梗塞や脳梗塞など命にかかわる病気を引き起こす危険性が高くなります。
内臓脂肪は腹部の内臓の周囲につく脂肪で、食べ過ぎなどで使い切れなかった中性脂肪がここにたまります。つまり、中性脂肪が増えると、生活習慣病の要因である内臓脂肪の増加につながります。
また、メタボリックシンドロームの症状が進行すると、中性脂肪を減らす働きをする生理活性物質アディポネクチンが減り、血液中の中性脂肪が必要以上に増加してしまいます。こうしたことから、中性脂肪が増えると内臓脂肪が増え、内臓脂肪が増えてメタボリックシンドロームになってしまうと、さらに中性脂肪が増えるという悪循環に陥ります。