Q02 中性脂肪は何がいけないの?

増え過ぎると動脈硬化などの原因に

中性脂肪は活動のエネルギー源となるなど、私たちが生きていく上で欠かすことのできないものです。しかし、中性脂肪が必要以上に増え過ぎた場合、動脈硬化が進行したり、肝臓に障害が生じたりと、様々な健康上の問題が生じます。
血液中の中性脂肪が多くなり過ぎると、余分なコレステロールを回収する働きのあるHDL(善玉)コレステロールが減り、血管の内側の壁にコレステロールが入り込みます。これが粥状のプラークを形成し、それがたまることで内腔が狭くなります。そのため血液が流れにくくなり、同時にコレステロールの影響で血管が硬くもろくなることで、血の塊である血栓ができやすくなったり、血管が破れやすくなったりします。この状態が動脈硬化です。
動脈硬化だけでは自覚症状はありませんが、進行すれば、脳梗塞や心筋梗塞、狭心症など命にかかわる重大な病気を発症するリスクが高まります。
また、中性脂肪を合成する臓器である肝臓に中性脂肪がたまると脂肪肝となり、放置していると肝炎や肝硬変、さらには肝臓がんなどに進行する可能性もあります。