Q09 肺炎球菌ワクチンを接種する際のポイントは?

65歳を過ぎたら5年に1回は接種を

肺炎球菌は鼻やのどの奥につきやすい細菌で、十分な免疫力がある時は感染症を起こすことはほとんどありません。しかし、インフルエンザやかぜなどの症状によって抵抗力が落ちていると、二次感染で肺炎を引き起こしやすくなります。
特に加齢によって抵抗力が弱まっている高齢者は感染リスクが高くなります。さらに、発症しても高熱などの症状が現れにくい上、一気に症状が悪化しやすくなります。また糖尿病などで免疫力が低下している人も感染しやすいといえるでしょう。
定期接種としての高齢者向け肺炎球菌ワクチンは1回の接種ですが、長期にわたって免疫を維持させるためには5年以上を過ぎたら追加接種をするとよいという報告があります。
ただし、追加接種を定期接種並みにしている国はほとんどなく、日本も追加接種に関しては任意接種としています。
また任意接種だった高齢者の肺炎球菌ワクチンが、2014年10月から定期接種となりました。原則65歳が対象ですが、15年度は70歳、75歳……と100歳まで5歳刻みの年齢の人も対象。また60~65歳未満で特定の慢性疾患※がある人も受けられます。この条件以外の人は任意接種になりますが、接種費用を助成している自治体もあります。詳しくは住まいの市町村に問い合わせを。

※心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害がある人。