Q10 大人も風疹・麻疹の予防接種が必要なのはなぜ?

妊婦が感染すると胎児に影響があるため

風疹や麻疹(はしか)というと子どもの病気と思われがちですが、大人が感染すると重症化しやすく、麻疹の場合は死に至ることもあります。さらに大きな問題となるのは、妊娠初期の女性が風疹に感染すると、生まれてくる子どもが難聴や心疾患などをもつ「先天性風疹症候群」になる可能性があることです。また麻疹に感染すると、流産のリスクが高まります。
妊娠中は風疹や麻疹ワクチンの予防接種を受けられないため、妊娠する可能性がある女性は妊娠前に受けましょう。また妊婦の夫やパートナー、家族も妊婦にうつさないために予防接種をしておく必要があります。

【なぜ男性の間で風疹が流行?】

最近20~40代の男性を中心に風疹が流行しました。この年代は、過去に予防接種の機会が少なかった人たちです。現在、30代後半~50代前半の男性は定期接種ではなかったため、ワクチン接種の機会がありませんでした。20代後半~30代前半は、中学生の頃に定期接種はあったものの、医療機関に行って個別に接種する必要があり、接種率が低かったといえます。この年代はちょうど子育て世代。ぜひ予防接種を受けましょう。
その他、子どもの頃に予防接種を受けていない人はもちろん、1回しか受けていない人も十分な抗体ができていない可能性があることから接種がすすめられます。過去に受けたかどうか分からない人は、「受けたことはない」と考えて予防接種を受けておいたほうが安全です。風疹や麻疹の免疫のある人がワクチンを受けても悪い影響はありません。現在は、風疹・麻疹混合ワクチンがあります。