Q04 機能性ディスぺプシアってどんな病気?

胃の機能異常による不快感や痛みです

検査をしても原因となる病気や炎症が見当たらないのに、胃の不快症状が続くケースがあります。こうした状態を機能性ディスぺプシアといいます。自律神経の働きが乱れると、胃の働きが悪くなる「運動機能異常」や、胃酸の刺激に敏感になる「内臓知覚過敏」となり、胃の炎症などがない状態でも、みぞおちを中心に様々な不快症状が現れます。代表的な症状には次のようなものがあります。

●早期満腹感
●胃もたれ
●胃痛(みぞおちの痛みや灼熱感)

機能性ディスぺプシアの診断条件は次の3つです。

●早期満腹感、胃もたれ、胃痛のうちどれかの症状がある。
●症状を引き起こしている胃の病気がない。
●6カ月以上前から症状が現れ、最低3カ月以上症状が続いている。

機能性ディスペプシアの治療には薬物療法を行います。患者を大きく2つに分けると、痛みを感じるグループと、もたれを感じるグループがあり、それぞれ処方する薬が違います。痛みを感じるグループには胃液の分泌を抑える薬を、もたれを感じるグループには消化運動を促進する薬を使います。また、機能性ディスペプシアの人の多くは、十分な睡眠がとれていない、食事の時間が不規則、野菜の摂取量が不足しているといった生活の乱れが見られることが特徴です。症状の改善には、薬物療法だけでなく、生活改善を図ることも重要になってきます。