Q03 体内の鉄が不足するとどうなるの?

全身の組織が酸欠になり疲れやだるさが現れます

体内の鉄が不足するとヘモグロビンを順調につくることができず、酸素の運搬や、老廃物である二酸化炭素の回収が滞ってしまいます。すると全身の組織が酸欠状態になったり、二酸化炭素がたまったりして次のような症状が現れます。

●疲れ・だるさ……筋肉は血液が運ぶ酸素や栄養分をエネルギーにして働き、そこで生じた二酸化炭素をヘモグロビンに回収してもらうことで機能している。筋肉が酸欠状態になるとエネルギーをつくり出せず、疲れやだるさが現れる。
●肩こり……肩の筋肉でつくり出された二酸化炭素がうまく回収できず、肩にこりや痛みが生じる。
●動悸や息切れ…… 心臓が一度の鼓動で送り出す血液の量は一定。全身の組織が酸欠状態になると、心臓の鼓動を速めて、大量の血液を流して酸素を供給しようとして動悸が起こる。同様に、呼吸を速めて大量の酸素を体の中に取り込もうとするため息切れが起こる。
●めまいや頭痛…… 酸素は脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖をエネルギーに変換する時に必要なもの。脳が酸欠状態になると脳細胞が正常に働きにくくなるため、めまいや頭痛などの症状が現れる。

これらの症状がつらかったり、続いたりする場合は、一度受診しましょう。