Q02 メタボリックシンドロームって何?

生活習慣病のリスクが重なった状態です

 内臓の周囲や腹腔の内面に脂肪が蓄積した内臓脂肪型肥満は、健康に様々な害を及ぼします。蓄積された内臓脂肪は、高血圧や脂質異常症、糖尿病といった生活習慣病を招く生理活性物質を分泌し、逆に生活習慣病を防ぐ生理活性物質を減少させるからです。
 メタボリックシンドローム(通称:メタボ)は、この内臓脂肪型肥満に高血糖、高血圧、脂質異常症のうち2つ以上を合併した状態のこと。これらのリスクが重なることで動脈硬化が進み、心筋梗塞、脳梗塞など、命にかかわる病気を引き起こす危険性を高めます。
 このように生活習慣病の注意信号ともいえるメタボは、現在予備群も含め、40~74歳の男性で2人に1人、女性では5人に1人いるといわれ、年々増加傾向にあります。「中高年の病気」と思われがちですが、年齢や性別を問わず注意が必要です。メタボは食生活や運動、生活習慣と密接に関係します。将来の生活習慣病を防ぐために誰もが取り組むべき課題です。