Q03 年代別に起こりやすい口の中のトラブルは?

思春期頃までは虫歯に、以降は歯周病に注意

 口内環境は、年代やライフスタイルと共に変化します。各年代によって起こりやすいトラブルは次の通りです。

●乳幼児期……乳歯は生後6カ月頃から生え始め、3歳頃に生えそろう。まだ歯質が弱いため虫歯になりやすく、進行も早い。保護者のケアの仕方が重要。
●学童期……6歳から12歳頃にかけて、乳歯から永久歯に生え替わる。生えたばかりの永久歯は弱く、中でも初期に生える4本の奥歯が最も弱い。さらにこの年代は歯茎が永久歯にかぶっていたり、歯並びががたついていたりするため磨き残しが多く、虫歯や歯肉炎になりやすい。
●思春期……ホルモンバランスの乱れにより、歯肉炎が起こりやすい。外食や間食の増加など生活の変化により、虫歯にもなりやすい。
●青年期……仕事や家事の忙しさ、不規則な生活などで、ケアを怠りがちになる。歯肉炎が増加し、歯周炎にもなりやすくなる。
●壮年期……ストレスなどで唾液の分泌量が減少しやすい。唾液が減ると口の中の細菌が増えて歯周炎が進行し、歯を失うリスクが高まる。
●老年期……歯周炎の進行により歯を失うと、かむ力が弱まる。唾液の分泌はかむことで促されるため、分泌量も減少。食べ物をうまくかむことや飲み込むことが困難になる(嚥下障害)。