Q07 歯周病が全身に悪影響を及ぼすって本当?

動脈硬化や糖尿病などに関与するとされます

 歯茎には毛細血管が密集しています。歯周病になると、歯周病菌は毛細血管に移動し、血流に乗って全身に運ばれ、体内の各部位に次のような影響を及ぼすと考えられています。

●脳血管疾患……歯周病菌が脳の血管壁に付着し、動脈硬化を進める。血管が詰まると脳梗塞を、血管が詰まって破裂すると脳出血を引き起こす。
●心血管疾患……歯周病菌が心臓の血管壁に付着し、動脈硬化を進める。血管が詰まると心筋梗塞を引き起こす。また、歯周病菌が心臓の内膜に感染すると、心不全を引き起こす。
●糖尿病……歯周病菌により歯周病が進行すると、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの働きを低下させる物質が増加。糖尿病の改善を妨げたり、糖尿病を引き起こしたりする。また、糖尿病の人は動脈硬化が進むため、歯茎の血行が滞り、歯周病になりやすく進行しやすい。歯周病は糖尿病の第6の合併症といわれる。
●早産・低体重児出産……歯周病の炎症により、子宮を収縮し陣痛を起こす物質が産生される。歯周病がある妊婦の早産リスクは、そうでない妊婦と比べて約7倍ともいわれる。

 また、食べ物や飲み物、唾液などが誤って気管に入ると、歯周病菌が肺に入り肺炎を引き起こすこともあります。