Q04 現代人の腸内細菌の数が減っているって本当?

腸内細菌は減少傾向で“腸もれ”の人が急増しています

日本人の便の量を見ると、腸内細菌の数は年々減少傾向であることが分かります。便の大半は腸内細菌や腸からはがれ落ちた粘膜細胞なので、大きな便ほど腸内フローラが豊かで、丈夫な腸壁が築かれていたといえます。ところが、現代の日本人の便は150〜200グラムが一般的。戦前の人の半分から3分の1ほどまで少なくなっているのです。その背景には、食物繊維の摂取量の減少があります。
 腸内細菌の減少は、全身に様々な影響を及ぼします。中でも、今最も注目されているのが「リーキーガットシンドローム」(腸もれ症候群)。腸の細胞同士の結合が緩み、目に見えない穴が開いてしまう状態のことです。腸内細菌の減少などにより、腸管バリアの強化や腸細胞の新陳代謝を促す働きが弱まってしまうために起こります。
 細胞間の穴から未分解の栄養素などがもれ出すと、免疫システムが反応してしまい、炎症やアレルギーなどを引き起こす原因になります。食物繊維の多い食事を心がけ、腸内細菌を増やすことが改善の第一歩です(Q3参照)。